『ヘルシンキ 生活の練習 (ちくま文庫 は-56-2)』
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ISBN:4480439692
フィンランドの子育てに、目からうろこ。
「母親は人間でいられるし、人間であるべきです」
二人の子どもと海を渡った社会学者による現地レポート。
「考え方が変わる」と大反響。待望の文庫化!
【内容紹介】
「これらのスキルはすべて、一歳から死ぬまで練習できることですよ」二人の子どもを連れ、新しい土地で生活を始めた社会学者の著者は、日本とのちがいに驚かされつつ、出会ったひとたちからたくさんのことを教わっていく。「フィンランドは理想郷でもないし、とんでもなくひどいところでもない」たんたんと、関西弁のユーモアを交えて描かれる、北欧のレポート。
「フィンランド(に限らず、北欧)は理想郷のように描かれるときがある。かと思うと、そんなことはないのだ、これがフィンランド(と北欧)の真実だ、と悪い情報を流す言説を見ることもある。
でもたぶん、それはどちらも正確ではない。フィンランドは理想郷でもないし、とんでもなくひどいところでもない。単に違うだけだ。その違いに驚くたびに、私は、自分たちが抱いている思い込みに気がつく。それに気がつくのが、今のところは楽しい。」
(「4 技術の問題――保育園での教育・その2」より)
解説 坂上香
装丁・装画 寄藤文平+垣内晴(文平銀座)
【目次】
はじめに
1 未知の旅へ――ヘルシンキ到着
2 VIP待遇――非常事態宣言下の生活と保育園
コラム1 ヘルシンキ市の公共交通機関と子ども車両
3 畑の真ん中――保育園での教育・その1
4 技術の問題――保育園での教育・その2
5 母親をする――子育て支援と母性
コラム2 社会とクラブと習い事
6 「いい学校」――小学校の入学手続き
7 チャイコフスキーと博物館――日本とフィンランドの戦争認識
コラム3 マイナンバーと国家への信頼
8 ロシア人――移民・移住とフィンランド
コラム4 小学校入学
おわりに
注
文庫版あとがき
解説 坂上香